† 降伏の儀式 †
第347歩兵師団 1945年5月8日

(続)ラスト・オブ・カンプグルッペ発売記念(笑)ということで、手持ちの中から
ラストというお題に相応しい大戦最末期のドイツ軍部隊を写した3枚の写真を公開します。
これらは1945年5月8日に撮影された、武装解除の為に米軍と交渉を行う第347歩兵師団の師団長とその幕僚達を、米軍側から撮影したもの。 第3帝国は45年5月7日に無条件降伏しているので、その1日後の撮影ということになります。



5月8日の撮影、西部戦線のドイツ国内のどこかという事になりますが詳細な場所は不明。 ほぼ同じ場所から連続して撮影された2枚で、将官専用車で赴いた347歩兵師団長が米軍スタッフと会合場所で降伏の手続きを行う、まさにその瞬間に立会って撮影した歴史的な一場面です。
余談ですが、これらの写真は大戦終了直後の撮影ということで、5月8日でちょうど60周年の節目となるのですが、このタイミングで偶然入手・5月8日にあわせるようにして公開出来たというのは、何やら不思議な縁というか… 感慨深いものがありますね。

拡大図
後姿でわかり難いですが、襟章から中央右の人物が師団長と確認出来ます。第347歩兵師団の最後の師団長は国防軍中将 Wolf Trierenberg となっているので、ほぼ間違いなくこの人物がそれに当たる筈です。
ちなみに第347歩兵師団は、45年5月7日(この撮影の1日前!)に第347国民擲弾兵師団と再指名されているので、たった1日ですが厳密には歩兵師団という名称は不正確になります。 もっとも部隊内でこの名称が使われたとは時間的にもほとんどなかったと思いますが… 実際に写真裏面のキャプションも347Inf.Divとなっています。

一番手前の人物は将官付の参謀将校か。 右側の2人の兵士は従兵か、白い腕章をつけているところから使者として通訳等を行っているのかもしれません。
更に右手には師団の幕僚であろう高級将校と、なぜか空軍士官まで立会人として並んでいます。
左の空軍士官は佐官クラスでパイロット章を着用しているところから、航空団司令として347歩兵師団と最後まで行動を共にしていたのでしょう。





上2枚の撮影場所とほぼ同じ位置で、降伏交渉の後に待機していた師団の兵士達が武装解除され収容所へと行進するところを撮影したもののようです。
ここで米独双方の兵士が、投降がスムーズに行われるよう監視を行っているのでしょうか、場所がドイツ国内ということで、一連の手続きは平穏かつ整然と行われてる様子が写真からも窺えます。

拡大図

作成 : 2005年4月23日


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