このページの楽曲は、昭和時代の女学生がノートや寄せ書き帖に綴った詩やメッセージ等に、独自のピアノ伴奏をつけてボーカロイドやSynthesizer Vに歌わせたり、Voicepeakを使って朗読をさせています。
昭和の女学生シリーズ番外編の2作目、作詞から作曲までオリジナルで曲を作ってみました。今回は珍しく、先にコード進行を決めてからメロディを重ねていくスタイルで作っているため、いつもとは少し違う雰囲気の歌になっていると思います。 歌詞については前作の「秋の通学路」と同じようなシチュエーションで、おおよそ昭和40年代の女子校に通っていた中学生くらいの女の子同士が抱くような、淡い恋心のような感情をイメージして書いてみました。
昭和の女学生シリーズの番外編として、作詞から作曲まで全てオリジナルの曲を作ってみました。実はこの歌は「ボカロピアノ投稿祭」の投稿曲として作り始めたのですが、募集期間中に完成できなかったという……。 歌詞については、おおよそ昭和40年代の女子校に通っていた中学生くらいの女の子同士が抱くような、恋とも友情ともつかない感情をイメージして書いてみました。
昭和の女子中学生がノートに綴った自作詩集の中から、あなたへの想いを綴った詩に曲をつけてみました。ちなみに元となった詩は、上級生の男子(あなた)を想って綴ったと思われます。 曲中にVOICEPEAK(ボイスピ)小春六花の朗読パートを挿入して、歌詞の一部を読ませてみました。
昭和21年3月、とある高等女学校を卒業する巳佐子さんの寄せ書きノートに綴られた、女友達や後輩が書いたメッセージを使ってピアノ伴奏つき歌唱曲を制作しました。 歌詞に使用したのは、おそらく戦前出版された詩集に収録された「忘れなぐさ」というタイトルの詩で、ノートには2人の女性がこの詩を引用して書き込んでいました。 歌唱はSyntesizer Vの歌声ライブラリから、小春六花(CV:青山吉能)と花隈千冬(CV:奥野香耶)のAI製品版を使用しています。
昭和27年3月、北海道のとある女学校を卒業する吉田綾子さんの寄せ書き帳に綴られた、女友達からの詩とメッセージを使ってピアノ伴奏つき歌唱曲を制作しました。 歌唱はSyntesizer Vのライブラリから、ぼっちちゃんの中の人……もとい、小春六花 AI(CV:青山吉能)の製品版を使用。曲の最後で、洋子さんが綾子さんへ贈ったお祝いのメッセージを、VOICEPEAKの女性1に読んでもらいました。
昭和の女学生が書いた詩に曲をつけるシリーズの新たな試みとして、Voicepeak(ボイスピ)を使った朗読にあわせて曲を流す動画を作ってみました。使用した詩は、昭和50年代前半に当時中学生だった少女がノートに綴った、自作の詩集から抜粋しています。
太平洋戦争中の昭和19年3月、とある女学校を卒業する公子さんの寄せ書きノートに後輩のSatokoさんが綴った詩を、ピアノ伴奏つきのボーカロイドソングにしてみました。 タイトルが無かったため当方で「勿忘草」と付けたこの詩ですが、Satokoさんのオリジナルもしくは引用なのかは現時点で未確認。作曲にあたってはルネ・クレールの古典フランス映画、巴里シリーズの主題歌2曲をイメージするような感じにしてみました。
昭和19年3月9日、東京のとある女学校を卒業する信子さんの寄せ書きノートに綴られたメッセージの中から、1つの詩をピアノ伴奏つきのボーカロイドソングにしました。 この詩はクラスメートの妙子さんの手によって書かれましたが、ドイツの詩人 カール・ブッセの「Uber den Bergen」を、日本の詩人 上田敏が訳した「山のあなた(明治38年)」からの引用になります。
昭和24年3月、京都のとある女学校を卒業する清子さんの寄せ書きノートに、クラスメートの一人が綴った詩をピアノ伴奏つきのボーカロイドソングにしました。 この詩はクラスメートの川瀬蘭子さんによって書かれましたが、彼女のオリジナルなのか既存の詩集等からの引用なのかは現時点では不明。さらにタイトルらしき記載がないため、私の方で「愛しき貴女へ」と曲名をつけています。
昭和23年2月、女学生の清子さんがクラス替えの記念として作った寄せ書きノートに、クラスメートの一人が綴った詩文を、ピアノ伴奏つきのボーカロイド・ソングにしました。 ノートに書いた女学生については不詳ですが、詩はオリジナルではなく島崎藤村の「若菜集」に収録された「流星」からの引用です。 ただし「流星」が「流れ星」だったりと、ノートの詩はオリジナルと若干違った箇所があるため、動画ではノートに書かれた詩文の方を採用して歌詞にしています。
太平洋戦争中、当時の女学生が手製のノートに書き綴った詩の中から、女友達との友情を綴った二編の詩の1つにピアノ伴奏をつけて、ボーカロイドに歌わせてみました。 歌詞は昭和9年にレコード販売されていた「吉屋信子:女の友情の唄」からの書き写しと思われます。
太平洋戦争中、当時の女学生が手製のノートに書き綴った詩の中から、女友達との友情を綴った二編の詩の1つにピアノ伴奏をつけて、ボーカロイドに歌わせてみました。 作詞者は無記名のため不明。ただし同名の「女の友情の唄 二」が、吉屋信子さんの歌詞から引用されているため、これも誰かの詞から書き写した可能性があります。
太平洋戦争中、当時の女学生が手製のノートに書き綴った詩の中から、おそらく彼女のオリジナルと思われる子守唄に、ピアノ伴奏をつけてボーカロイドソングにしました。作詞者は、おそらく「こぶしの花」の作者と同じと思われますが、こちらには名前の記載がないので不詳。現時点で昭和17年頃に書かれたことしかわかっていません。
太平洋戦争中の昭和19年3月、女学生の公子さんが卒業記念に作った寄せ書きノートに綴られた詩に、オリジナルのピアノ伴奏をつけてボーカロイドに歌わせてみました。 この詩は「乙女の首途」を書いた澤幡綾子さんの手によるもの。彼女は「乙女の首途」を書いた3日後に、その続編ともいえる「希望の首途」を、寄せ書きノートの後ろにメッセージとともに書き加えました。
太平洋戦争中の昭和19年3月、女学生の公子さんが卒業記念に作った寄せ書きノートに、後輩の澤幡綾子さんが綴った詩を、オリジナルのピアノ伴奏をつけてボーカロイドに歌ってもらいました。 歌詞については、1番が節ちゃん(公子さんの妹?)が大好きだったという、1940年公開の松竹映画「女性の覚悟」の主題歌、西條八十が作詞した「乙女の首途」からの引用。2番は綾子さんのオリジナルと思われます。
太平洋戦争中、当時の女学生が手製のノートへ書き綴った詩に、独自のピアノ伴奏をつけてボーカロイドに歌わせてみました。 作詞者の「しだれやなぎ」は、詩の最後に女学生が書いたペンネーム?からですが、この頃に誰かとの失恋を経験した、その時の心情を綴った詩でしょうか……。
太平洋戦争中、当時の女学生が手製のノートに書き綴った詩の中から、亡き母の思い出を歌った「こぶしの花」という詩にピアノ伴奏をつけて、ボーカロイドに歌わせてみました。 作詞者は詩の横に書かれた名前から内堀 良子さんと推定、ノートの最後には昭和17年1月25日 18才との記入があり、おそらくこの詩もその頃に書かれたと思われます。